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温浴と深部体温(2)

先日書いた尿温度測定による深部体温アップ実験の続きです。
 
今回の実験テーマは、半身浴による長湯でどこまで深部体温を上げられるか。
 
さっそく、例によって入浴前に半分だけ出した尿温度を測定。今日は36.6度でした。平熱かも知れませんが、自分としてはまだまだ低いと思う温度です。
 
浴槽の湯は39.1度。長時間入浴するつもりなので、ぬるめでスタート。

391

入浴後しばらくして、浴槽の湯の熱さをほとんど感じなくなったので、湯温を測ると38.8度。0.3度も下がっています。これにちょっと驚きました。
 
浴槽からの放熱もあるかとは思いますが、短時間で下がったことを考えると私の身体との熱交換がメインでしょう。浴槽の湯の体積は私の体積の2倍くらいありますから、湯温が0.3度下がれば私の体温は0.6度くらい上がっているはず。
 
このあたりの計算方法は高校の授業で習ったような気がするのですが、まともに授業を受けてなかったことが悔やまれます。
 
ともかく、体温と湯温の差がなくなってきたので、追い焚きスイッチを入れて昇温します。
 
でも熱くしすぎると長時間入浴ができなくなるので、スイッチを入れたり切ったりしながら、湯温と体温を少しずつ上昇させていきました。
 
途中何度か湯から出て頭に冷水シャワーを当てたり、浴室の換気をしたりしてのぼせるのを防ぎながら入浴を続けること60分。
 
湯温は43度、それを熱いと感じないくらいに体温が上がり、汗はだらだらで、こめかみの血流も勢いよく流れているのを感じます。
 
時間も切りの良いところだし、もうそろそろいいだろうと思って尿温度を測定すると40.0度!ついに大台に乗せることができました!!

400

入浴前から比べると、3.4度も上昇しています。これで体内のガン細胞が消えたのかどうかは分かりませんが。しかし今回はいろいろなことが分かりました。
 
・身体と熱交換することで湯温が下がる。家庭の小さな浴槽では適温を維持するために追い焚きが必要。
・体温と湯温の差が少なければ熱さを苦痛と感じにくい。
・時間をかければ深部体温を40度以上にすることが可能。
 
最も重要なことは、「深部体温アップのための入浴法は、ぬるめから徐々に熱さに慣らしながら、60分以上長湯すること」なのです!
 
温浴施設には多彩な浴槽やサウナをはじめとする温浴設備のバリエーションがあり、入浴を楽しめる環境もあります。それは何のためにあるのか?
 
家庭の浴室では、追い焚き機能で「ぬるめから徐々に熱さに慣らす」ことはできても、「60分以上の長湯」はなかなかする気にならないでしょう。
 
誰もが楽しみながら自然に深部体温アップできる、そこに温浴施設の重要な役割があるのではないでしょうか。そういう観点でいまの浴室を見ると、変えるべき点が見つかるかも知れません。
 

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