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時々の初心忘るべからず

 2006年4月、アクトパス創業時の志は、温浴ビジネスのコンサルティングにとどまらない総合プロデュースを目指すことでした。

 
当時コンサルタントとして多くの温浴施設で仕事をさせていただき、情報提供やアドバイスだけで確実に成果を出すのには限界があることを感じていました。
 
私にとって象徴的な出来事がひとつあります。それは、大阪のニュージャパンサウナの露天風呂に設置されている椅子です。

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エスタンザという名のこのガーデンチェアは、座り心地、耐久性、省スペース性と3拍子揃った素晴らしい製品でしたが、当時日本では販売されておらず、ニュージャパンで聞いたところヨーロッパで直接買いつけたとのことでした。
 
コンサルタントとして露天風呂での外気浴の重要性を説き、そのためのベストアイテムとしてエスタンザをお勧めしたくても、それを入手する手段までお伝えすることができない。そのもどかしさを感じていました。
 
ですので、この「エスタンザ」は独立してからずっと探し求めていて、数年経ってようやく弊社で取り扱えるようになりました。
 
そのような思いの積み重ねが現在の【業務用浴場資材のプロショップ】浴場市場につながっており、今では1000アイテムを超える商材を取り扱うようになりました。様々な現場で良い結果をもたらした厳選商品がたくさんあります。
 
 
 2009年頃から2013年まで、ひとつの温浴施設の事業再生案件に深く関わり、現場責任者を経験しました。
 
その時温浴施設を運営する仕事の難しさ、忙しさを実感し、現場努力の限界を痛感しました。
 
ひとたび業績が悪化すれば、幹部社員は人件費抑制のためにも率先して現場運営に汗を流さなければならなくなり、考えたり、時間をかけて問題解決を図る余裕はなくなります。
 
そんな時にいくら新しい情報やアドバイスをもらっても、現場の仕事がさらに増えたり難易度が増すばかりでは意味がありません。おそらく充分には実行できずにさらにお互いのストレスが溜まるだけでしょう。
 
いかにして現場にこれ以上の負荷をかけないようにしながら、前向きに問題解決を図るか。
 
そう思った時に、既存の成功事例を使いまわすようなコンサルティングノウハウや既存製品だけでは、まだまだ力不足であることに気づかされました。
 
この10年間の業界縮小傾向に歯止をかけるためには、温浴ビジネスを抜本的に見直し、収益力を改善する必要があります。そのためには新しいノウハウ、技術、製品が必要なのです。
 
今はそう思って、過去の常識だけにとらわれないように仕事に取り組んでいます。

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