« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »

2015年11月の5件の記事

すべては健康と長寿のために(4)

Sauna

 『あらゆる運営努力は、ひとりでも多くのサウナファンを育てることにつながっている』と考えると、いままで曖昧だった仕事の目的がはっきりしてきますし、まだできることがたくさんあることに気づきます。
 
 例えば、昨今注目を集める『ロウリュ』。
 
定期的にサウナでロウリュイベントを開催している温浴施設は今や全国で140件を数えるようになりました。(参照:ロウリュ事典
 
担当するスタッフは一日に何度も大汗をかくことになり、運営負担も決して小さくはありません。それなのに、なぜロウリュイベントをやるのでしょうか。
 
業界で流行りだから?温浴設備の比較で勝てないからソフトで補ってる?
 
そういう理由もあるでしょうが、本質的にはサウナファンを育てるためなのです。
 
もうすこし分解して考えると、ひとつは「加湿」です。ほとんど湿度のないドライサウナでは100度前後の高温設定にしないと充分な熱さが得られませんが、ロウリュで定期的に加湿していれは、80度程度の中温設定でも充分な熱さと発汗が得られます。中温なので呼吸は楽ですし、髪や肌へのダメージも抑えられます。つまり、サウナのヘビーユーザーにしか利用できないような過激な熱さにしなくても幅広い客層を満足させることができると言えます。
 
もうひとつは「イベント性」です。中温設定とはいえ、サウナの中は80度、90度といった高い温度ですので、長時間サウナ室の中にいることは楽ではありません。ところがロウリュイベントの時間が迫っていればロウリュの時間までこのまま待とうか、という気持ちになりますし、イベント中は退屈しないので苦しさが紛れます。気が付くと10分以上の時間が経過し、サウナ初心者でも身体を芯まで温める入浴法を体験できるのです。
 
もちろん、「水蒸気による強烈な熱伝導」も重要な要素です。これによって身体が一気に加温され、その後の冷却(水風呂)→休憩(外気浴)までのプロセスが自然な流れとなります。
 
さらに「コミュニケーション」があります。サウナ室内でのトークによってロウリュの意味や水風呂のお勧めなどの情報を伝えることができます。お風呂屋さんではお客様とのコミュニケーションの機会はあまり多くありません。フロントを券売機にしていたりすると、入館から退館まで一言も言葉を交わさないで利用できる施設も珍しくありませんが、そのような施設でもロウリュイベント中はしっかりお客様とのコミュニケーションをとることができます。
 
このように、ロウリュイベントがあることによって、温浴初心者でも充分な効果のある入浴法を体得しやすくなるのです。
 
結果としてお客様がサウナファンとなってリピート利用してくれれば、施設としては結果的に集客アップになりますし、お客様は健康長寿な人生に一歩近づきます。
 
そのために、温浴施設のスタッフは日々大汗をかきながらロウリュをやっているのです。
 
(つづく)
 
【過去記事】

◆メールによるお問合せはコチラ>>>

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!(^O^)/

┘┘────────────────AQUTPAS Inc.

  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
  〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
  TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
 ・公式サイト: http://www.aqutpas.com/
 ・通販サイト(浴場市場): http://www.yokujoichiba.jp/
 ・Facebook: http://www.facebook.com/yoshihisa.mochizuki
──────────────────────┘┘┘

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日々の営業数値から分かること

Photo

 温浴施設において、日々の営業の結果は営業日報、月報といった形でまとめられ、過去からの推移を比較したり、運営努力の成果を確認したりすることに活用されているかと思います。
 
コンサルタントとして現場にお邪魔する時は、損益計算書だけでなく日報の数字を拝見させてもらうことが多いのですが、必要なはずの情報が記載されていなかったり、重要な分析がなされていないケースが多いことが気になっています。
 
毎日POSシステムから出力されるものを綴じているだけで、誰もあらたまって数字を分析していないことも少なくありません。
 
経営的に満足な状態にあり、何も悩みがないのであれば、あらたまって数値管理や分析に一生懸命になる必要はないのかもしれませんが、そんな良い経営状態の施設は稀で、多くの場合はいろいろな問題を抱えて悩んでいるのです。
 
業績に問題があるのであれば、その数字を分析して原因を追究したり対策を練ったりしなければ、変化に気づくのも遅れてしまいますし、改善に向かうことは難しいでしょう。
 
 日報には単に売上と客数を記録するだけではなく、必要なデータを入れれば自動的に分析結果が出るようにエクセルシートに計算式を入れておけばいいのです。
 
例えば、水光熱費が高くて困っているなら、毎日メーターチェックして、客数で割って1客あたり使用量を確認する。
 
人件費を抑えたいなら、売上比率だけでなく人件費予算との乖離を日々チェックしたり、人時生産性や人時接客数をチェックすることで具体的な対策やその成果が分かるようになります。
 
広告宣伝の費用対効果が気になるなら、媒体別のクーポン回収状況を毎日集計すべきでしょう。
 
何かの部門の売上を伸ばしたいなら、その部門に踏み込んだ利用率や生産性のチェックが必要になります。
 
支配人や経営者は日々その分析数値の報告を受け、次の一手を考える。
現場ともデータを共有し、全社的に数値意識を高める。
毎日の売上や客数を見て一喜一憂しているだけでは事態は改善ないのです。
 
そう考えると、日報とはその企業の状態や目指す方向によって様々な形式があってしかるべきだし、過去と現在では分析、管理すべき項目が違って当然ではないでしょうか。
 
いま自分たちにとってあるべき日報とはどんなものなのか、ぜひ考えてみてください。
 
また、具体的な分析手法業界標準値との比較などの情報が必要な時は、お気軽に当社にご相談ください。
 
 

◆温浴施設の損益最適化診断のご案内はコチラ>>>

◆メールによるお問合せはコチラ>>>

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!(^O^)/

┘┘────────────────AQUTPAS Inc.

  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
  〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
  TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
 ・公式サイト: http://www.aqutpas.com/
 ・通販サイト(浴場市場): http://www.yokujoichiba.jp/
 ・Facebook: http://www.facebook.com/yoshihisa.mochizuki
──────────────────────┘┘┘

| | コメント (0) | トラックバック (0)

すべては健康と長寿のために(3)

Iki

 前回、「ほとんどの人はサウナや水風呂に対して食わず嫌い」
「温浴の良さを体感するコツは、自分が思う『熱くてもうこれ以上サウナに入っているのは無理』という限界を少しだけ超えること」と書きました。
 
このことを、具体的にはどうすれば分かってもらえるのでしょうか?
 
にまとめましたが、
①水分補給
②高温ドライサウナよりも中温サウナを選ぶ
③先に湯で下半身を余熱
④座る場所と時間で調節
⑤充分な加温とその後の冷却が大切
⑥慣れてくるまではマイルドに
⑦サウナと水風呂の後の休憩タイムが醍醐味
というような知識があると、一層効果的かつ安全に温浴の素晴らしさを感じることができるでしょう。
 
しかし、これまでたくさんの人にサウナ入浴法を伝授してきた経験から言うと、上記のような情報を伝えて理解してもらうのは簡単なことではありません。
 
一緒に入浴してマンツーマンでレクチャーすることでようやく伝えることができても、ブログに書いたり貼り紙をしたくらいではなかなか伝わらないし、拡散していくのも難しいようです。
 
だからこそ、温浴施設は様々な工夫をしてお客様を集め、サウナファンに育てていくことが大切な使命なのだと思っています。
 
 温浴施設にもさまざまな業態があり、その強みやコンセプトもそれぞれです。
 
しかし、集客して良いサービスを提供し、また繰り返し来店してもらいたい。その目的は一緒だと思います。
 
そのためにどうしたら良いのかを考えた時に、ほとんどの温浴施設に共通するのが、サウナファンを育てるということなのです。
 
泉質や眺望が自慢であるとか、素晴らしい料理が作れるとか、イベントの企画運営が得意であるとか、そういった強い経営資源を持っているのであれば大いに活かしたら良いと思いますが、どのような温浴施設でもそれを高いレベルで実現できるとは限りません。
 
それに比べると、『あらゆる運営努力は、ひとりでも多くのサウナファンを育てることにつながっている』と考えると、いままで曖昧だった仕事の目的がはっきりしてきますし、まだできることがたくさんあることに気づくと思うのです。
 
 
(つづく)
 
 

◆メールによるお問合せはコチラ>>>

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!(^O^)/

┘┘────────────────AQUTPAS Inc.

  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
  〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
  TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
 ・公式サイト: http://www.aqutpas.com/
 ・通販サイト(浴場市場): http://www.yokujoichiba.jp/
 ・Facebook: http://www.facebook.com/yoshihisa.mochizuki
──────────────────────┘┘┘

続きを読む "すべては健康と長寿のために(3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

すべては健康と長寿のために(2)

_

前回の話は、簡単にまとめますと、
─────
国民の4%ではなく、もっとサウナ利用を習慣にする人が増えれば、健康寿命がさらに延び、高齢化社会を支えていつまでも現役で活躍できる人が増えるでしょうし、膨れ上がる一方の医療費も大幅に削減できるでしょう。
 
「どうしたらサウナファンが増えるのか?」これは温浴業界の発展だけでなく、人類の幸福につながる重要な命題なのです。
─────
という話でした。
 
さて、私自身が部下や知り合い、友人たちを何人も風呂に沈めてきた(笑)経験から申し上げますと、言葉だけで説得するのは成功率が低く、一番確実な方法は一緒に温浴施設を利用して、隣についてコーチングすることです。
 
私自身も、そうやってこの世界に入れていただきました。
 
 
「まずかけ湯で身体を流しましょう。」
 
「お湯に入って半身浴で下半身を温めましょう。」
 
「そろそろサウナに入りましょうか。今日はまだ慣れないから下段に座りましょう。」
 
「もう出たい?もうちょっと我慢しましょう。秒針があと2周するまで。」
 
「もう無理?じゃあ、最後に上段に座ってもう一汗かきますか。」
 
「これだけ加熱したんだから、水風呂入れるでしょ。あ、その前に汗を流してから。」
 
「最低でも1分は冷やしましょう。だんだん身体の周りにある水の温度を感じなくなってきますから。」
 
「冷たくなくなったでしょう?じゃあ、そろそろ上がりましょうか。」
 
「露天で休憩しましょう。あ、身体についた水滴はしっかり拭き取ってください。」
 
「目をとじると世の中がグルグル回って無重力になったような感じがしません?それがサウナトリップの入り口なんですよ。」
 
というような感じで何セッションか一緒に入浴をしていると、ほとんどの人はサウナや水風呂に対して食わず嫌いの偏見を持っていたということに気づきます。
 
コツは、自分で思っている「熱くてもうこれ以上サウナに入っているのは無理」という限界を少しだけ超えさせることです。
 
身体の芯までしっかり加温されることで身体にヒートショックプロテインが生成されます。
しっかり加温した後だからこそ水風呂に気持ち良く入ることができ、サウナから水風呂の温度差刺激によって、自律神経が整い、副腎が鍛えられるという効果を得ることができます。
 
この素晴らしい効果と爽快感を体験してしまうと、もう病みつき。あなたもサウナーの仲間入りです。
 
(つづく)
 

◆メールによるお問合せはコチラ>>>

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!(^O^)/

┘┘────────────────AQUTPAS Inc.

  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
  〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
  TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
 ・公式サイト: http://www.aqutpas.com/
 ・通販サイト(浴場市場): http://www.yokujoichiba.jp/
 ・Facebook: http://www.facebook.com/yoshihisa.mochizuki
──────────────────────┘┘┘

| | コメント (0) | トラックバック (0)

すべては健康と長寿のために(1)

Ikisauna

 習慣的に温浴施設を利用している人は日本人の約2割。そのうちサウナ好きな人がまた2割。つまり日本人の約4%がサウナファンである、という試算を見たことがありますが、感覚的にもそれは実態に近いんだろうと思います。
 
温浴には素晴らしい健康改善効果があるということはいつも書いています。サウナの本場フィンランドでは多くの人がサウナ入浴を習慣にしていますが、実際にサウナのヘビーユーザーほど長寿で心臓病などの疾患リスクが減るといった医学論文も発表されています。
 
国民の4%ではなく、もっとサウナ利用を習慣にする人が増えれば、健康寿命がさらに延び、高齢化社会を支えていつまでも現役で活躍できる人が増えるでしょうし、膨れ上がる一方の医療費も大幅に削減できるでしょう。
 
これまで数えきれない人を温浴の道に引きずり込んできた経験から言わせてもらうと、温浴ヘビーユーザーを作り出すためには、サウナは避けて通れません。
 
泉質に恵まれた天然温泉や、野趣あふれる露天風呂から素晴らしい眺望が広がっていたりすれば、日本人なら誰だって喜ぶでしょう。しかし、それらは個別の環境に大きく左右されてしまいます。本当に素晴らしい温泉や露天風呂にはそう簡単には出会えないということも現実なのです。
 
それに比べるとサウナは入浴法がある程度正しければ、どこの温浴施設であっても温浴効果を得て満足することができます。
 
だから、サウナの良さを理解してもらうことこそが温浴ファンを作り出し、それが世の中の健康と長寿につながって行くのです。
 
「どうしたらサウナファンが増えるのか?」これは温浴業界の発展だけでなく、人類の幸福につながる重要な命題なのです。
 
(つづく)
 
 

◆メールによるお問合せはコチラ>>>

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!(^O^)/

┘┘────────────────AQUTPAS Inc.

  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
  〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
  TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
 ・公式サイト: http://www.aqutpas.com/
 ・通販サイト(浴場市場): http://www.yokujoichiba.jp/
 ・Facebook: http://www.facebook.com/yoshihisa.mochizuki
──────────────────────┘┘┘

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »