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遅れているのは業界スケールのせいなのか?

 いま、2件の温浴施設でリニューアルに伴い券売機からPOSシステムへの変更を進めています。
比較的小さな温浴施設なので、POSシステムといっても今回は温浴用のPOSではなく、飲食店用のPOSを応用しようとしています。
これまで温浴POSシステムの導入というと、すぐに数百万円~1千万円クラスの話になっていましたが、最近の先進的な飲食POSはクラウド化されてきており、店舗側はサーバーを所有しません。
1千万円クラスのシステムをリースにすれば、毎月支払うリース料は20万円に近くなります。飲食POSのクラウドサービス利用料だと月額わずか1万円台ですので、その差10倍以上。
そしてフロントに置くパソコンやオーダーの入力に使うハンディターミナルも1台10万円以上しますが、市販のiPadやiPodなどのApple製品を組み合わせて利用することで1台2~5万円に抑えることができるようになっています。
Ipadこのコスト差はあまりにも大きな違いです。
もちろん飲食店と温浴施設ではPOSシステムに求められる機能が大きく異なりますので、そのまま流用して何も問題なし、というわけにはいきません。
カスタマイズしたり、温浴POSであれば普通に搭載されている機能も一部我慢することになります。
複雑なオペレーションを行っている大型温浴施設では、やはり温浴施設用につくられた専門のPOSシステムを使った方が良さそうですが、シンプルに運営している小規模施設なら飲食POSで代用できると考えています。
温浴POSと飲食POSを比べて見ると、もちろん施設の規模や使用環境が違うのですから、求められる性能が違うのですが、単純にそのコストパフォーマンスの差には業界としてのスケールの違いを感じずにはいられません。
今回使用する予定の飲食POSクラウドサービスは、導入実績が既に2500店舗以上。それだけ利用されているからこそ、機能も価格もこなれているのです。
温浴業界でPOSシステムを利用している、あるいは利用しようと考えている施設はまだ全国に1000施設あるかどうか…。各開発元に割り振れば、その数はもっと小さくなります。
その小さな業界専門のPOSシステムを開発したところで、それほど大きなビジネスにはならないのですから、仕方ないと言ってしまえばそれまでなのですが、消費者はそれでは納得してはくれません。
仮に同じお金を出して同じようなものを食べるなら、より迅速できめ細かいサービスができる店を支持するのは当たり前のこと。レストランが券売機にセルフサービスでは、はじめから飲食でおもてなしする気がないと言っているようなものです。
少々メニューを工夫したり価格を抑えたりしても温浴施設の飲食部門がなかなか評価されにくいのは、このように商売の基盤となる部分で負けていることが一因なのです。
 こういった話はPOSシステムに限ったことではありません。
温浴業界がもっと発展するためには、温浴施設側の経営努力だけでなく、コンサルタントや設計、メーカーetc.業界を支える側がもっと頑張らないと、業界のスケールが小さいから遅れている…という状況から脱却することはできないと思っています。
┘┘────────────────AQUTPAS Inc.
  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
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