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絶対に諦めない

Isinomaki1

明日で東日本大震災から1年になります。

去年の3月からのブログを読み返していると、震災を契機に自分がいろいろなことを考えていたのを思い出します。
http://spa-net.cocolog-nifty.com/aqutpas_blog/2011/03/index.html

中でも、ドラム缶風呂をやろうとした時には多くのことを学びました。

震災直後、自宅が流されたりライフラインが寸断したことにより、お風呂に入れない被災者がたくさんいました。3月とはいえ東北地方はまだ寒く、せっかく地震や津波から助かった人たちが低体温症で亡くなってしまうことも少なくなかったそうです。

被災地では当然温浴施設も大きな被害を受けましたので、営業できていないところがほとんどでした。

「これは温浴業界に携わる者として、何とかしなければ」という想いが突き上げてきました。そこで思いついたのがドラム缶風呂でした。

ドラム缶風呂であれば、水さえ調達できれば燃料は何でも構わないので、お風呂のお湯が沸かせるだろう、と。

「よし。ドラム缶風呂をやろう。被災地にドラム缶を運ぼう。」そう決めたのは震災から1週間くらい経った頃でした。

しかし、震災で日本全体が混乱する中、初めて経験するドラム缶風呂プロジェクトは決して簡単ではありませんでした。

・費用はどのくらいかかるのか。

・ドラム缶はどこから調達するのか。

・東北方面への道路は閉鎖中。

・引っ越しシーズンでトラックのレンタカーが見つからない。

・そもそも、ドラム缶風呂を望んている被災地はどこなのか。

・どうやって被災地と連絡をとるのか…。

一緒にやっている仲間たちから困難な報告が次々と入り、これはどうも無理かも知れない…という雰囲気が漂ってきました。

しかし、温浴業界に携わる者として、「何とかしなければ」という想いは変わりませんでした。

とにかくやるんだ!手順もクソもない、ひとつひとつ解決して前進するだけだ!」そう自分たちに言い聞かせて取り組んだ結果、震災から約2週間後に、まずは石巻市のボランティアセンターに4本のドラム缶を運ぶことができました。

その後も業界のみなさまからの熱いご支援もいただき、何度となく東北地方にドラム缶風呂を運搬したり、リラクゼーションセラピストと一緒に避難所支援に行ったりすることができました。

Isinomaki2

この経験を通じて、自分の中で大きく考え方が変わったことがあります。

企業経営の世界では、何かをする時には常にリスクを考えたり、費用対効果を分析したりしながら意思決定を行っています。

しかしそれは、解決が困難と思われるリスクがあったりデメリットが大きい時には実行を諦めるということにつながります。

それでは、常識的に誰でもできるようなこと以外は実現できません。

解決困難な障害や、誰もが未経験なことの先に到達すべき目標がある場合は、「絶対に諦めない」という意思がなければ突破できないのです。

逆に言うと、「絶対に諦めずにやり抜く」という強靭な意思があれば、常識的には困難と思われることでも実現できるということなのです。

 今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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