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温泉湯治の放射線レベルとは

日本の湯治場の中でもトップクラスの人気を誇る秋田県の玉川温泉は、古くからがん治療に良いとされています。強酸性の温泉と岩盤浴場があり、また世界的に珍しい鉱物である北投石を産出しています。(北投石は台湾台北市北投(ベイトウ)温泉と玉川温泉の2ヶ所にしかなく、天然記念物に指定されています。)

自然界のものなので、その放射線量には当然ばらつきがありますが、各種データを見ると玉川温泉の岩盤浴場でおよそ1から5μSv/hr(マイクロシーベルト/1時間)、北投石そのもので0.5μSv/hrから20μSv/hr、源泉付近で13μSv/hr程度となっています。

また、世界各地から年間数万人もの人が治療に訪れるというオーストラリアのバドガシュタイン坑道とラドン温泉は、1953年よりオーストリアの国民健康保険を使用できる治療法として知られています。ここの放射線量は玉川温泉よりもやや強く、3から10μSv/hrです。

低線量の放射線が人体の健康に良い影響を及ぼすことをホルミシス効果といって、10から100μSv/hr程度の放射線が有効であると考えられ、研究が進められています。ただし、日本の医学界においてはまだ正式には認められていません。

福島の原発事故で話題になっている文科省の「校庭利用の放射線被曝限度が年間20ミリシーベルト以下」という基準は、マイクロシーベルト/1時間に換算すると÷365日÷24時間の単純計算で2.28μSv/hrですから、玉川温泉内であれば特段驚くような数値ではありません。

低線量被曝による人体への影響度については学説も分かれるところであり、何とも言えませんが、少なくとも玉川温泉に行った人が放射線障害で苦しんだという話は聞きませんので、一時的に2.28μSv/hr程度の放射線被曝をしても、深刻な問題にはならないと考えて良いのではないかと思います。

多くの人にとって未体験の恐怖である放射線障害に対して、情報不足や安全基準の変更などがあったため、ほんのわずかな被曝でも非常に危険なのではないかとか、病原菌のように感染するのでは、といった誤解や必要以上の不安を感じている人もいるようですが、湯治や岩盤浴のことを考えれば、そこまで過敏になる必要はないということです。

ただし、今回の文科省の安全基準の設定が妥当であるかについては、対象が子どもであることや、一時的ではなく長期間被曝環境にさらされる可能性があること、内部被曝が考慮されていないことなどから激しい議論になっております。

子どもの生命や健康に関わる事柄ですから、上記のように現時点で学説が分かれているような問題については、より安全性を重視した慎重な対応が求められるのではないでしょうか。

 

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