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テナントか委託か直営か

 4月開講の「業績アップ塾」で塾生となった全国の温浴施設さんの経営状態を拝見しています。

Hanaakari

塾生さんによって、事業規模も業態も様々ですが、あたらめて思うのが飲食や物販、マッサージをテナントや運営委託方式にしているケースが多いということです。

テナントや運営委託で他社が入っている場合、その内容に深く踏み込んでアドバイスを行うのは難しく、表面的なアドバイスになってしまいがちです。

 温浴ビジネスは、単なる公衆浴場業というよりは、癒しや健康、レジャーをテーマに様々な業種が複合したサービス業です。

多くの温浴施設で、飲食やマッサージ、物販等の業種が複合していますが、これらをすべて直営でやっているケースは少なく、ほとんどの場合テナントや運営委託方式などによって、それぞれの業種専門の人材や経営ノウハウを導入しています。

理想を言えば、すべて直営で取り組むことができれば、温浴事業経営者の考えを各部門にダイレクトに反映することができますし、他社が介在しない分、利益率は高くなるはずです。

また何よりも、リスクを張って大きな投資をして年間数万人~数十万人を集客する温浴施設をつくっておきながら、そこで発生するビジネスチャンスを簡単に他社に渡してしまうのは惜しい、と思うのは私だけではないと思います。

テナントや運営委託先が常に期待するような運営をしてくれれば良いのですが、相手のあることですからいつもそうなるとは限りません。

飲食、マッサージ、物販それぞれでも個別に店舗が成立するひとつの業種ですから、温浴事業会社がすべての業種の高度な専門ノウハウを自社で確立するのは簡単なことではありませんが、だからといって最初から諦めるのではなく、あくまでも理想は直営化であることを念頭に、各部門の運営にしっかり関わっていくことが大切です。テナントや委託先にまかせっぱなしでは、全体の意思統一やスピーディな改善は難しいでしょう。

私がそう思うのは、全国でも突出した繁盛店に各部門も直営化している事例が多いからです。直営化による苦労も多いとは思いますが、テナントや運営委託を安直に組み合わせただけで長期的な繁盛を実現するのはもっと難しいということなのだと思います。

いきなり直営化は無理でも、「場所貸し → 運営委託 → 部分的運営委託 → 直営」と、少しずつでもステップアップしていくという長期目標を持つことが大切だと考えています。

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  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
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コメント

大変、ご無沙汰いたしております。
新たなチャンスを頂き、バタバタさせて頂いておりました。お久しぶりです(__)こちらの記事、大変、共感させて頂きました!
ぜひ、コメントをさせて下さい(^^)
今日まで温浴施設様や宿泊施設様・温浴施設コンサルタント様・運営委託会社様など、お会い出来る機会をもうけさせて頂く度に、各施設によるリラクゼーション直営化のお話をして参りました。
しかし私自身、微力でありなかなか上手くお聞き頂く事が出来ず、色々な経験をしてまいりました。
現在も諦めず、機会がある度にお話しをさせて頂いております。
しかし…やっぱり私は力不足のようです…(^^;
でも、頑張ります!
記事の記事を読ませて頂き、本当に嬉しくなりました。

投稿: 休息館 | 2010年7月 3日 (土) 14:34

はじめて投稿させていただきます。

確かに直営の方が、一体感がありますね!

花和楽の湯にお邪魔したとき、リラクゼーションスタッフが、館内を歩いていてもフロントスタッフのように挨拶をしてくれて、気持ちの良い感覚がありました。

飲食もリラクゼーションも調理、サービス、技術ともに直営でここまでやれるのかと関心しました。
専門の技術、ノウハウを持った人材を上手に生かしているのでしょうけれど、素晴らしいと思いました。

業務委託の場合は、運営上の雑務がないかもしれませんが、外部スタッフが場所を借りているというような遠慮もあるので、施設全体の一貫した「おもてなし」ができていない施設が多いと思います。

花明かりのレストランは、ウェイトレス・キッチン共に、まだまだこれからなのかな?と思うところが多かったですが、これからに期待したいと思います。

投稿: ココ | 2010年6月 8日 (火) 15:19

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