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自腹禁止

 変なタイトルですが、これは私が思う企業経営のポリシーのひとつです。

以前こんな出来事がありました。

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  • 部下A君が出張のチケットを申請しチケットを持って出張に行ったが、なぜか社内に同ルートの未使用チケットが1組残っていた。
  • 本人は会社で受け取ったチケットを間違いなく使用した、と言うので、よく調べたところ、本人の不注意でチケットの発券を2回していたことが判明。
  • 出張続きで忙しく、どのチケットを発券したのかわからなくなって、二重に発券してしまったという単純ミスであった。
  • しかし、余ったチケットは後日払い戻しのきかないものであることがわかった。事務スタッフは「こういう時は自腹ですから」とA君にチケット料金の支払いを求めた。
  • 横で見ていた上司が「悪意のない業務上のミスを何故自腹で処理するのか?」と疑問に思い、事務スタッフに聞いたところ、それが通例であるとのこと。
  • ふたたび上司は「これが100万円の損失でも自腹で処理させるのですか?経理に確認してください。」と言ったところ、経理も即答できず、管理本部長とのやりとりの末、経理責任者より「社の通例です。もし疑問があれば所属上長を通して意見を言ってください。」とケンモホロロな回答。weep

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 社員が業務を遂行する上で、不注意や間違いで損失を出してしまうことは、人間である以上は必ず起きることだと思います。

会社のあらゆる業務において、ひとつひとつの行為の選択が完璧であるかと言えばそうでなく、むしろすべてが未熟、不完全でしかなく、最大利益を上げる可能性をつぶしながら日々の業務が遂行されていると言っても良いと思います。

その中には損失金額や失敗の原因がはっきりわかるものから、複雑で曖昧なものまでいろいろあるでしょう。

もし上記のようなケースで個人に損失を補填させるというのが慣習であるならば、それはどのような範囲で適用されているものなのでしょうか。過去そういった規定の説明を聞いたことがありませんし、就業規則を読んでも書いてありません。

例えば、損失が個人で支払えないほど大きなものだったり、失敗の原因が複雑であったときのことを考えると、結局そこで行なわれている自腹処理というのは、「失敗の原因が単純にわかり、損失の金額が個人で支払えそうな範囲の時だけ」、問題を正しく処理することをせず、損失をうやむやにゴマカスために適用されている、というように思えてならないのです。

よくある就業規則の中の「懲戒」の部分を読むと、今回のようなケースは「譴責→始末書」で処理し、関係者一同再発防止に努めるべきではないかと思えます。

個人的な体験から言いますと、自腹処理をさせられると、極端に会社に対するモラルが低下すると思います。

正しく処理することをせずうやむやにしてしまうという考え方は、バレなければ何をしても良いという考え方に通じるのではないでしょうか。

個人的な体験、と書きましたが、なぜ私が自腹処理の問題に敏感なのかと言いますと、学生時代にガソリンスタンドでアルバイトしているときに、間違って軽トラックrvcarに軽油を給油sweat02するという馬鹿な失敗weepをしてしまい、そのトラブル処理の費用を自腹で負担させられた経験からなのです。

それまで、そのアルバイト先が好きで創意工夫しながら仕事することが楽しかったのですが、自腹処理をさせられた瞬間、急速に冷めてしまいました。「もしベンツに傷とかつけても、きっと店長はオレをかばってくれないんだろうな…」と考えるようになり、1000円程度の時給で一生懸命働く気持ちはすっかりなくなりました。

失敗しないようにテキトウにやって、時給だけもらえばいいや、という冷めた考え方になり、しばらくしてそのスタンドのアルバイトはつまらなくなって辞めました。

学生のアルバイトと社会人の仕事の責任を一緒にしてはいけないのかも知れませんが、私自身はその経験がトラウマとなって、自腹処理という問題に行き当たる度にちょっとムキになってしまうのです。

個人と会社の境界がなく一体化しており、仕事に生きがいを感じる人が多くいることは素晴らしい社風だと思いますが、自腹処理もその一環ととらえた方がいいのでしょうか?

・・・その後も、この問題に対する明快な答えを教わることのないまま時が過ぎました。

 今は自分が経営者となり、日々会社で起きるいろいろな問題に自分で答えを示さなければいけない立場となりました。

少なくとも我が社の社員には、ガソリンスタンドrvcarで働いていた自分の時のような失望感は与えたくない、と思って「自腹禁止」という考え方を伝えています。

自腹で誤魔化すのではなく、自分のお金ではないからこそ、一層の責任感を持って仕事に臨んで欲しいし、安心して良い仕事を追求して欲しいのです。

世の中にはいろいろな考え方がありますから、この考え方が本当に良いのかどうか分かりません。また個人のポリシーがその時その会社組織にとってベストのポリシーであるとも限りません。

でも結局自分の感覚を信じて選択・決断するしかないのです。会社や上司に不平不満を言っている立場の方がずっと気楽でしたね。coldsweats01

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