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風の愉しみ

Bbq20090705  昨日は娘の保育園の関係で大勢が集まり、地元の果樹園でバーベキューをやりました。
いつも思うのですが、屋外で食事をすると、普段の食事よりもずっと美味しく感じます。

焼いただけの肉や野菜を紙皿と割り箸で食べたり、缶ビールがちょっとぬるくなってしまったり…手間のかかった調理や小洒落た演出もありませんが、屋外で仲間とワイワイやりながらの食事は、同じ食材を何倍も美味しく感じさせる効果があるようです。

 個人的に、外の風に吹かれるのが大好きです(できることなら逆風より追い風がいいのですが)。夏の暑い日でも、風があれば快適に過ごせますし、露天風呂で風にあたっていると、心も身体も癒されるような気がします。

 元々、日本人は屋内と屋外の境界が曖昧な空間で生活してきました。

コンクリートとサッシで密閉された空間ではなくて、土間や縁側など、屋内でもない屋外でもない空間で自然環境を巧みに取り込むと同時に、季節の変化に柔軟に対応出来る機能を備えているのが日本建築なのです。

四季折々に温度や湿度が目まぐるしく変化する日本の気候では、密閉して一定の環境を保とうとするよりも、ある程度外部変化に応じて、むしろそれに合わせた過ごし方をする方が合理的だったのかも知れません。

 温浴施設にも、露天風呂をはじめ、ウッドデッキ、テラス席、中庭など、外気にあたってくつろげる空間がつくられるようになっています。

普段、密閉されて空調の利いたマンションやオフィスなどのコンクリートの建物で過ごしていると、風を感じながらリラックスできる時間は貴重です。

屋根や壁、空調設備がなければ、建築コストも低く抑えられます。

ピーク時の収容人数に合わせた施設面積を確保しようとすると、どうしても建築コストが増大しますが、オープンな空間をうまく活用すれば床面積や建築コストを抑えながら、収容人数や顧客満足度を高めることも可能なのです。

テラス席なら食事も美味しいし、喫煙者だって、狭くて臭い喫煙席や喫煙席よりもできれば換気の良い空間で過ごしたいものです。

サウナや岩盤浴にクールルームがついていることがありますが、私はこの空間を快適と感じたことはあまりありません。汗をかいた後には、不自然に冷たい風は心地よくないのです。

 一時期、クールルームのために人工的に自然の風を再現する空間づくりを研究していたこともありましたが、やはり自然の風のゆらぎや、たっぷりとした風量にはかなわないようです。クールルームにコストをかけるよりも、オープンな空間を多くつくった方が喜ばれると思います。

 こういうことを言うと、雨の日や真夏、真冬はどうする…といった意見を言う人もいますが、東北や北海道の真冬を除けば、日本の四季はそれほど厳しいものではないので、対処の方法はいろいろあると思っています。

夏は団扇を置いたり風鈴を吊ったり、冬ならひざ掛けや屋外用ストーブ、雨の日は洒落た番傘のサービス…逆にそういうところが運営力の見せどころだと思うのです。

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コメント

> 飯田様
いつもありがとうございます!東京も雨が降ったり止んだり、天気は安定しないようです。

私の場合、ストレス発散法は主に運動と飲み会とカラオケでしょうか。温浴施設にはどちらかというと癒しを求めてしまいます。

投稿: 望月 | 2009年7月 7日 (火) 08:47

おはようございます。
今日の大阪は、曇りです。東京はいかがでしょうか?
BBQの美味しさは、食事のあるべき姿を表しているように感じています。核家族が進んだ昨今では、尚更に強調しているように感じます。

毎日でなくとも、たくさんの人達と食事を通してコミュニケーションをする事が大きなストレス解消に繋がると考えています。

私は、温浴施設を運営管理しているのですが、癒しとストレス発散との相違点に着目しています。

また様々と参考にさせて頂きます。三年から五年、十年と頑張って下さい。

昨日は、にわか雨にやられました。今日こそは

投稿: 飯田尚呉 | 2009年7月 7日 (火) 08:38

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