« あきらめの悪いお調子者 | トップページ | 温浴施設で会議 »

無難な選択

 先日、鳥取県の日帰り温泉幹部の方々と居酒屋に行きました。

Iwagaki Nodoguro

岩ガキにノドグロ、地鶏、宍道湖のシジミ…山陰の食材が洒落た盛り付けで次々と出てきて、とても満足だったのですが、その人たち曰く「この店は遠方から来たお客さんを連れていくと喜ばれるのですが、地元ではそれほどの人気でもないんですよ。」とのこと。

食材は地元の人にとっては珍しくないし、演出が洒落ているぶん料金が高めなら、観光客は喜んでも地元の人には行きづらいということなのでしょう。

それはそれで店のコンセプトであり役割ですから、良し悪しを言うことでもありません。

 しかし、温浴施設にとってはこの問題が一番悩ましいのです。

地元客と広域(観光)客もそうですが、性別、年齢、組人数、予算帯、利用目的…あらゆる点で温浴施設のターゲットは幅広いという特性があり、特定の客層に絞ることはなかなかできません。

結果的に飲食部門も幅広い客層を意識して、無難で特色のない内容となってしまうのです。

必要な売上・客数が満たされているならそれはそれで良いのかも知れませんが、競争相手が増えた時に、皆が同じように無難な内容で営業していたら、同じパイの食い合いが起こります。

同質競合(というより無難を選択した施設同士の競合)では、マーケットは拡大しませんので、お互いに客数を奪い合い売上を落とす結果しか生まれません。「無難で特色がない」ということは、「魅力がない」ということとほとんどイコールに近いのです。

これが今の温浴業界の一般的な状況だと思います。

 まだまだ、温浴施設を習慣的に利用する消費者はごく一部に限られています。

しかしこのことは、ターゲットを絞り込んで、その客層に対する満足度を徹底的に高めることで、今以上に様々な客層ごとのマーケットが拡大していく可能性が残されているということでもあります。

「でも、特定の客層しか来なくなったらかえって客数が減ってしまうのでは…」ということがご心配なら、ファミリー客の満足度アップや、お年寄りと子供が一緒に楽しめる施設づくりを本気で目指せば良いのです。

それなら、客層を絞らない無難な選択をすることとは全く違います。

┘┘────────────────AQUTPAS Inc.
  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
  〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
  TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
  公式サイト: http://www.aqutpas.com/
  通販サイト(浴場市場): http://www.yokujoichiba.jp/

 ●株式会社アクトパスFacebookページ「いいね!」を
  お待ちしております! https://www.facebook.com/aqutpas
──────────────────────┘┘┘

|

« あきらめの悪いお調子者 | トップページ | 温浴施設で会議 »

温浴ビジネスのマーケティング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176318/45474576

この記事へのトラックバック一覧です: 無難な選択:

« あきらめの悪いお調子者 | トップページ | 温浴施設で会議 »