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百貨店とサウナ

 百貨店業界の苦戦が伝えられています。前年割れが12ヶ月も続き、特にここ3ヶ月の落ち込みは過去最悪のペースとのこと。

以前から、温浴業界と流通業界の構造を比較して考えてみることがあるのですが、百貨店業態に似ているのは都市型サウナ業態です。

温浴業界はまだ流通業のように統計調査が整備されていませんが、おそらく昨今の都市型サウナの業績も百貨店に近い苦戦であると思われます。

 百貨店もサウナも、多くの場合大都市ターミナル立地に出店しています。大都市ターミナル立地の特性は、大商圏を形成しやすいことです。その代り不動産コストは高くなりますが。

大都市ターミナル立地には、およそ30万人商圏がアッパーの郊外型立地とは一桁違う、50万人~数百万人の商圏ボリュームがあります。

仮に、限定的で小さなマーケットの中で過当競争になったとしたら、なかなか打つ手はありません。マーケットに対して店舗が過剰であるなら、どうあがいてもいずれ誰かが淘汰される運命です。

しかし、大きなマーケットが存在するのであれば、何かしらやりようはあるのではないでしょうか。

 もう10年くらい前のことになりますが、当時「単位面積当たりの売上が全米一」といわれていたラスベガスの“THE FORUM SHOPS”というショッピングセンターを見ました。

日本にはないような、すごい商業施設でした(その後ハードだけ真似た施設はできましたが…)。環境だけでなく、テナント構成もアトラクションやショーも、圧倒的なエンターテイメント性を持っていました。

デベロッパービジネスとは、土地に付加価値をつけて売る商売です。

地価が高ければ、それに見合った付加価値をつけなければ商売にならないし、付加価値が高く集客力のある商業施設なら、どんなに賃料が高くても、順番待ちをしてでも出店を希望するテナントが殺到するのだということをその時知りました。

大都市ターミナル立地にありながら、低コストでつくれる郊外型の施設と同じようなことをしていたら、商売になるはずがないのです。

 翻って、都市型サウナの内容を考えてみると、風呂があって、レストランがあって、マッサージがあって…郊外型の温浴施設とあまり変わりばえしないところが多いように感じます。一般論ですが、違いは少々豪華なぶん入館料が高いということくらいでしょうか。

百貨店業界も大変だと思いますが、都市型サウナは、さらに大胆な発想の切り替えをすべき時期に来ていると思っています。そろそろ、びっくりするような大都市ターミナル立地型の新業態が登場するのではないかと楽しみにしています。

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