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そろそろ卒業

 自宅の近所に、さびれた商店街があります。次々とお店が閉店し、住宅などに変わっていますので、もう“元”商店街と言ったほうが適切かも知れません。

Carrypanそんな商店街の中で、元気に孤軍奮闘している店があります。それは「シモンズ」というカレーパン専門店です。

この店はいつも繁盛しています。

カレーパンの美味しさや、店をやっているご夫婦のお人柄があればこそですが、エリアマーケティング的に説明すると、「カレーパン」という極端に絞り込んだ専門分野で勝負しているために来店目的性が高まり、商圏が広がっていると解釈することができます。

商店街が形成する商圏とは別に、独自の商圏をつくり出しているのです。

立地に左右されやすい小売店や飲食店でも、このような事例はたくさんあります。

 人口が少ないとか、競合が多いとか、外部環境によって当然経営は左右されますが、どのような環境でも、必ずやりようはあるということなのです。

Lumpnoyado 温浴関係で分かりやすい事例として、能登半島の先端にある「ランプの宿」のお話をすることがあります。

能登半島の最先端ですから、アクセスも不便ですし、周辺人口なんて考えても仕方ないような立地ですが、高稼働率・高客単価の超繁盛旅館です。

昨年は、プロが選ぶ日本の旅館100選の「特別賞」に続き、All Aboutの続・プロが選ぶ旅館百選「小さな宿10選」にも選ばれるなど、相変わらず元気なようです。

ランプの宿の刀禰社長には、温泉旅館のマーケティングについていろいろと教わりましたが、その独創的な着眼点にはいつも驚かされます。

 …と、このような事例を説明しても、まだ「宿泊と日帰りは違うから…」と考える方がいます。

 いつもご紹介する「おがわ温泉花和楽の湯」も、立地や商圏人口には決して恵まれていない事例のひとつなのですが、「埼玉は東京が近いから…」と考える人もいるので、もっとびっくりする事例をご紹介すると、福島県田村郡三春町の「みちのく霊泉やわらぎの湯」があります。

ここは岩盤浴の元祖のような施設ですが、山の中にあるので、とても立地や商圏人口をどうこう言えるような環境ではありません。

 これらの例に見られるように、既成のビジネスモデルを当てはめようとするとうまく行かない環境であっても、創造的なマーケティング戦略を持つことで、限りなく可能性は広がる、ということなのです。

 もうそろそろ、温浴業界も20世紀のビジネスモデルから卒業しなければいけない時だと考えています。

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