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値下げ注意報発令中

 GWが過ぎて一段落した時期のせいか、最近「集客促進のために、もっと価格を下げた方が良い」という意見があり、料金体系について議論をする機会が何度かありました。

 実は、過去に私が相談を受けてお手伝いした温浴施設で、値上げをしたことは数知れずありますが、値下げをしたことは一度もありません(期間限定のキャンペーンは別ですが)。

 前にも書きましたが、多くのお客様が温浴施設を選択する要因は「安さ」ではありません。

ほとんどの家庭に浴室が普及している現在、温浴施設がないと生活に困るという人はほとんどいません。

にも関わらず温浴施設にわざわざお金と時間をかけて通うのは、癒しや美や健康、憩い…ひとことで言えば「豊かさ」のためであり、それを選択するときの基準は「安さ」よりも、

「支払う金額以上の満足が得られるか?」

「選択肢の中で一番良い思いができるのはどこか?」

といったことにウエイトがおかれている場合が多いのです。

消費者の気持ちになれば分かりそうなものですが、経営する立場になると、ちょっとお客様から「高い」と言われると不安になってしまい、値下げをしてしまいたくなるようです。

「これはいくらですか?」「高いですね。もっと安くしてください。」

このフレーズは海外に行く時に覚えておくべき外国語の必須会話です。価値と価格のバランスがどうとか、そういったことではなく、買い物をする時の常套句としてクチにする人が多いだけなのです。そんなことでいちいち傷ついたり不安にかられていては身が持ちません。

 値下げによって一時的に注目を集めることは比較的簡単ですが、低価格をウリにしてビジネスを永続的に発展させていくことは困難です。

薄利になれば、人件費や諸経費を切り詰めないと利益が確保できなくなり、結果温浴施設の存在意義であったはずの豊かさやありがたみが失われていくという、本末転倒なことにもなりかねません。

むしろ「値上げ」によって経営が劇的に改善することも少なくないのです。

 値下げしたくなっていたら、要注意です。せめて一時的なキャンペーンにする方法を考えましょう。それよりも、どうすれば値上げできるのか、それを考えることが重要です。

【関連記事】
温浴施設の価値(1)2006/8/18

温浴施設の価値(2)2006/8/19

 

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